大手コンビニチェーンのレジカウンター付近には、たいてい毎日店舗に配送される商材である「日配食品(にっぱいしょくひん)」が並べられています。以前は中華まんや揚げ物、加工肉、パンなどが中心となっていました。しかし、近年は傾向が変わってきています。
特に、セルフ式のコーヒーの導入は画期的でした。店員でなく客自身がホット/アイスコーヒーをいれるという販売手法です。スターバックスなどと同様に1杯ずつ豆をひいてから提供する方式なので風味が良いのに安価であることから人気となっています。
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の大手コンビニチェーン7社を対象とした2018年3月度の統計によると、日配食品は37.0%と商品構成の中で最大の割合を占めています。激化するコンビニ商戦の中で、日配食品は注目を集めているのです。
2018年5月、このような状況のもと、コーヒーに続く新しいセルフ式商品がスタートを切りました。ファミリーマートの「出来たてバーガー」です。注文すると、スタッフがその場で解凍したパンと間にはさむ具を渡してくれます。パン・中身・専用ソースを受け取ったら後は自分ではさむという点がセルフ式である理由です。
バーガーの種類と中身は以下の3つです。
- ファミチキバーガー(税込260円):ファミチキ
- ファミコロバーガー(税込160円):コロッケ
- フィッシュフライバーガー(税込230円):白身魚のフライ
同じファミリーマートのホットコーヒーの最安値は「ブレンドS(税込100円)」です。「ファミコロバーガー」と「ブレンドS」で合計260円、これにお手頃価格のサラダである「フレッシュ野菜サラダ(税込163円)」を加えても合計423円です。マクドナルドのバーガー・ドリンク・サラダの「バリューランチセット」は税込550円。ワンコインに収まる点でファミバーガーは魅力的ですね!
まずは関東地方の約50店舗で試験販売が実施されます。もし売れ行きが好調で、かつスタッフの作業負担が大きくならないようなら、全国展開が検討されるそうです。
お得なワンコインランチの実現が楽しみですね。
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