待機児童問題が大きく取り上げられるようになってから数年、各自治体では様々な対策が行われてきました。どこも数字的には年々目に見えて減っているようですが、実は「待機児童」の基準を下げたために減少して見えるようにしただけなのです。当事者である子育て世代はそんな数字に騙されるわけがありません。「保育施設探し=保活」はまだまだ厳しいのが現実です。
子育て世代対応型マンションの登場と問題点
近年、保活層に人気があるのが「保育園併設型の分譲マンション」。自分の住居内に保育園があるなんてさぞ便利なんだろうと思いきや、認可保育園であった場合はご存知の通り自治体が入園者を選ぶため、マンション住民なら必ず入園できるわけではないのです。これを目当てにマンションを購入したのだとしたら、入園できなかった時かなり悔しい思いをするでしょうね…。また、無認可保育園である場合でも安心できません。入居当初は住民優先で入園できますが、保育園の運営業者はまだ確定しておらず、募集している状態でとりあえずマンションを開発したディベロッパーが費用負担していることもあるそうです。その場合は保育園を維持し続けることができなくなり、保育料が高額になったり、最悪保育園廃止、なんてことも。
注目される「入園保障型マンション」
今年に入って登場したのが「保育園併設型賃貸マンション」。何が違うかというと、これは今までありそうでなかった「入園保障付きマンション」なんです(今のところ全員ではなく第1期のみ先着順)。駅から徒歩3分の好立地にありながら、低層階に無認可保育園、学童保育施設、小児科クリニックや病児保育室なども入居している、いわば子育て世代には最強のマンションです。賃料はちょっとお高めですが、賃貸だし保活に悩んで働けなくなってしまうよりはいいかもしれません。
マンションについて、詳しくはこちらからご覧いただけます。
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