クラウドファンディングを徹底解説③ ~投資型クラウドファンディング~

投資型クラウドファンディング

「投資型クラウドファンディング」は、これまでご紹介してきた「寄付型・購入型クラウドファンディング」と異なり、物などの見返りではなく、お金やお金にまつわるものが見返りとなるタイプのクラウドファンディングです。

投資型クラウドファンディングには、

  • 融資型クラウドファンディング
  • ファンド投資型クラウドファンディング
  • 株式投資型クラウドファンディング

の3つのタイプがあります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

「融資型クラウドファンディング」で匿名の複数企業に投資

「融資型(貸付型)クラウドファンディング」(別称:ソーシャルレンディング)では、個人が最低1万円の資金をソーシャルレンディング事業者に預けます。
ソーシャルレンディング事業者は、複数の方々から受け取った資金を集め、まとまった額の資金として融資型クラウドファンディングを希望する企業に貸し付けます。

貸付を受けた企業は貸付額の一部や利息を返済していくのですが、この一部が投資した個人に利益として分配されます。
つまり、お金が見返りとなるのですね。

なお、貸金業法という法律により、資金を投資する個人は貸付先に特定の1社を指定することはできません。
ソーシャルレンディング事業者の提供する、匿名の複数企業をまとめた「ファンド」を指定して投資することになります。

注意したい点として、投資しているファンドに含まれる企業の返済が滞ったり倒産して返済できなくなったりすると、そのファンドに投資しているお金が元本割れして、一部しか戻ってこない恐れがあります。

元本割れしないように、高い利回りのファンドを避ける、投資期間の短いものを選ぶ、利回りの高低のバランスをとって複数に投資する、提供する情報の信頼できるソーシャルレンディング事業者を選ぶ、といった工夫が必要になってきます。

「ファンド投資型クラウドファンディング」でファンドに投資

「ファンド投資型クラウドファンディング」では、特定のプロジェクトを実現させたい事業者が、ファンド投資型クラウドファンディングの事業者(プラットフォーマー)に、ファンドへの資金提供の募集を依頼します。

依頼されたプラットフォーマーは、私たち個人に情報提供します。私たちは事業内容を参考に事業者を選び、投資します。
事業資金を調達したら、事業者はプラットフォーマーに手数料を支払い、事業(とファンド運営)を開始します。

事業が軌道に乗るまでの期間、投資家には見返りは得られません。
しかし、もし軌道に乗り順調に利益が出るようになると、事業者の運営するファンドから出資額に応じた「分配金」がリターンとしてもたらされます。
(事業での製品や商品券もリターンとして受け取れる場合もあります。)

注意点としては、ファンドの資金が集まって事業が開始されても、事業計画通りに目標達成が果たされない場合があり、元本割れする恐れがある点です。

中期~長期のプロジェクトが多いため、投資する際にプロジェクトの内容や事業者についてよく確認し、信頼できる事業に投資することが大切です。

「株式投資型クラウドファンディング」で株主に

「株式投資型クラウドファンディング」は、株式上場をしていない企業が「非上場株式」を発行して、少額投資で資金を集めるクラウドファンディング手法です。

株式投資型クラウドファンディングには、

  • 普通株式型
  • 新株予約権型

の2つのタイプがあります。

「普通株式型」では起業して間もない企業の株を購入して、株主となって投資します。
今は小さな企業であっても、事業内容が大手企業の目にとまり買収されると、成り行き次第では大手企業の株を保有できる可能性があります。

つまり、株式投資型クラウドファンディングの見返りはこの「株式」そのものです。

「新株予約権型」では、将来的に証券会社で扱うような普通株式に転換できる権利を購入して投資します。
未上場の状態から株式市場に上場することで、株価が大幅にUPする可能性もあります。

しかし、いずれの場合でも、上場企業の株のように簡単には売れません。
譲渡に制限がある場合もあり、また譲渡できる場合でも株主総会の承認を経てからでないといけないなど、手間がかかる点に注意が必要です。

株式投資型クラウドファンディングでは一度投資したら現金化が大変難しくなってしまいます。
余裕資金で投資する、できるだけ将来性があり事業継続の見込める企業に投資するなどが必要です。

以上、寄付型・購入型・融資型・ファンド投資型・株式投資型の5つのクラウドファンディングのタイプについてご紹介しました。クラウドファンディングは見返りの形がさまざまあります。支援や投資をする際には、ぜひ「何にお金を使いたいか」「何が短期/中期/長期の幸せにつながるか」をじっくり考えて、選んでいきたいですね。

こちらの記事もご参考ください:
クラウドファンディングの仕組みを解説!|CROWDPORT NEWS


1978年生まれ。超就職氷河期を生き延び、転勤族の妻として在宅ワークをスタート。 最近は、子供の教育資金確保と住宅ローン返済のため、マネーについて調べ考えています。 ママプラスマネーでは、暮らしを豊かにできるようなおトクなマネー情報をみなさんと学んでいきます。

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