大人と同じく子供の健康保険も大きな病気の経験や持病がないことが加入の条件となりますので、しっかりとした健康保険に入りたいのであれば早めに加入することを検討した方が良さそうです。
先述した通り、貯蓄目的の保険と健康保険は分けて加入した方がおトクなので、健康保険は保障がしっかりとしていて支払い手続きが簡単な掛け捨ての安いものに入る人が多いようです。小さな子供なら大体1,000円前後で加入することができるようですのでそれぞれの保障内容を比較して、入院費や通院代など、自分が重視したい保障が手厚いものを選ぶのもいいでしょう。
筆者の周りで評判が良く、多くのママたちが加入しているのは共済です。我が家に来た保険のアドバイザーさんも娘さんを2歳から共済に入れていると言っていました。加入者が多く安心というのもありますが、共済は割戻金といって、掛け金から事業費を差し引いた利益を加入者に分配しており、どんなに給付を受けていても毎年必ず数千円もらえるのでかなりおトクです。保険会社だとお祝い金などがありますが、毎年もらえるわけではないですし、お祝い金のついたプランは比較的毎月の負担が多かったりします。健康保険に比べて保障内容はシンプルですが、もしもにそなえる、という意味では共済はかなりコスパが良いと言えます。
ところで、健康保険は各地域の助成制度の内容によっては加入しなくても特に損ではないですが、健康保険よりも入っておいた方がいい保険があります。それは「個人賠償責任保険」です。子供が誰かに怪我をさせてしまった、ものを傷つけてしまったといった時に家族を守ってくれる保険です。おもちゃの取り合いで相手に偶然当たって怪我をさせてしまった、とか、外で遊んでいて近所の車を傷つけてしまった、それからお店のものを壊してしまった、など想像するだけで恐ろしい場面が思いつきますが、こういった時に保険に入っているとトラブルを回避できますよね。
個人賠償責任保険は、障害保険の他に、自転車保険や自動車保険、火災保険などにオプションとして付け加えることができます。また、クレジットカードの付加サービスになっていることもあるので一度お手持ちのカードの保障内容を確認してみてください。
個人賠償責任保険は一月あたり100円台~とかなり安く、この金額で安心を買えるのだからぜひ皆さんに入っておいた方がいいよと声を大にして伝えたいです。先輩ママたち、特に男の子のママたちはこの保険にかなり助けられたといいます。先ほどおすすめした共済にも個人賠償責任特約をつけることができるものがいくつかありますので、健康保険と一緒に加入するのもいいでしょう。
健康保険は節約という面では、そもそもお世話にならないに越したことはないし、保険に入っていなくても現代は助成制度が充実しているから大丈夫、と言いました。でも、実は健康保険に入っていたことで良かったことを実感したママたちがいたので実体験をリサーチしてみました。
まずは子供が1週間入院したママの話。入院費用の他、毎日病院に通うママの交通費、病院でのママの食事代、他のきょうだいの臨時保育費がかかり、けっこうな負担になったそうですが、健康保険に入っていたのでかなり助けられたと言っていました。
それから、怪我の多い男の子ママの話。学校では学校で入っている保険があるのでまぁいいとして、その子は家の中でも怪我が絶えなかったそうです。家で骨折した時はギプスをしえいる間は通院と見なされ保険がおりたそうです。ちょっと突き指したくらいでも何度か病院に行くので、そういった本当に些細なことでも保険がおりるというのは安心できると言っていました。ただ、上の子は全く保険いらずで申請したことがないから上の子は保険入らなくてもよかったかも、と笑いながらおっしゃっていました。保険はあくまで「保険」だから、入っておくべきか、入っていて得なのか損なのか、というのは一概に言えませんね…。ご夫婦、ご家族と相談して自分たちの方針にあった保険の形を考えてみてくださいね。
]]>筆者は以前保険アドバイザーの訪問サービスを利用して少しでもおトクな保険の入り方について教えてもらったことがあるので、周りの先輩ママや当時のプロの声を集約しておすすめの保険を紹介します。
子供の入学時や留学費用など、多くの出費を伴う節目の時期に困らないようにするために、まずママたちが検討するのは学資保険だそうです。実は妊娠中から入ることができ、早く入れば入るほど毎月の支払いが安くなるので、加入を考えているなら早く契約した方がいいでしょう。
学資保険はその名の通り、他の保険に比べて、11,14,17歳、などのようにお金をもらえる時期が子供の入学時期を見越して設定されていることで受験や入学などの必要な時期に使いやすいのもメリットです。ただし、保障内容が充実したものを選んでしまうと元本割れ(支払った分よりも最終的にもらえる金額が少ないこと)になってしまうことも多いので、自分に合ったプランをよく相談して決めた方がいいですよ。また、保険会社によっては加入するだけで某テーマパークの入園料が割り引きになるおトクな特典がついてきたりするので一度調べてみてくださいね。
学資保険は入っている人が多いし筆者も当たり前に入るものだと思ってプロの保険屋さんに相談したのですが、保障は不要で、単純に払い戻される金額を増やしたいだけの完全な貯蓄目的ならば、「低解約返戻金型終身保険」に加入する方がおすすめと言われました。これは学資保険と同じように毎月保険料を支払いますが、学資保険と違って自分で設定した支払い期間を終えればいつ解約してもいいし、解約しなければ払い戻される金額がどんどん増えていくというおトクな保険なんです。支払い期間さえ終わっていいれば、入学、就職だけでなく、結婚や出産など、子供の人生のどんなターニングポイントに使うこともできる上に、使わなければ増えていく、というのが魅力的ですよね。
低解約返戻金型終身保険の場合、満期も自分で決められるので、早く加入する方がおトクとは一概に言えません。家計のうち保険料に使える金額はいくらか、そして満期までの支払い期間をどうするか考えながら、各家庭に無理のないよう柔軟に対応してくれるのが嬉しいポイントです。
次にママたちが気になっているのは健康保険のこと。地域ごとに内容が異なりますが子供の医療費助成制度が充実しているところが多く、病院代や薬代が無料だったり数百円で済むのだからしばらくは必要ないと考えるママも多くいます。節約も考えるのであれば、健康保険が2割から3割負担になる小学校入学時や、各地域の医療費助成制度の年齢を超えたら加入するのがいいでしょう。
現役ファイナンシャルプランナーの先輩ママや筆者の周囲のママたちは、比較的活発に動き回るようになる2~3歳頃に掛け捨ての安い健康保険に入っています。医療費が無料の年齢でも、ちょっとした怪我による入院・通院が1日あれば給付されるからイヤイヤ期で言うことを聞かず、走り回って転んだり道路に飛び出したりするような活発な時期なら案外元が取れるよ、と言われました。
筆者も親から離れて集団生活を始める幼稚園入園に合わせて月1,000円の共済に加入することに決めています。親の目が行き届かないところだからこそ何があるかわからないし万が一にそなえておきたいなと思ったからです。ハイハイや歩き始めの小さな子供もよく机や椅子に頭をぶつけたり転げ落ちることも多いので入っていて損はなさそうです。
]]>