MVNO(仮想移動体通信事業者)は大手のキャリアから通信網を借りるかたちで、格安スマホや格安SIMなどの通信サービスを提供しています。
大手キャリアのサブブランドを含めると、そのシェアはすでに携帯電話業界全体の1割を超えているそうです。
MVNOの魅力といえば、なんといってもその安さにあります。
近年、docomoやauなどの大手キャリアでも従来よりおトクな新プランが発表されていますが、その恩恵を受けられるユーザー層はどうしても限られているのが現状です。
一方のMVNOは、もともとの通信量の安さに加えて、携帯電話本体の価格もお手頃なものが用意されているそうです。
たとえば、NTTレゾナントが販売している端末には1台税抜きで7,800円というものもあります。
これならお子さんが初めて持つ携帯電話に何万円もかけるのは抵抗がある、というママさんたちにも手を出しやすいのではないでしょうか。
もちろん大手キャリアと比べると、通話かけ放題のプランが少なかったり、店舗自体がなかったりといったデメリットはあります。
ご自身やご家族の携帯電話との付き合い方に合わせて、最適なキャリアを選択していきましょう。
新プランとMVNOについて、さらに詳しい記事はこちらです。
]]>MVNOについて簡単におさらいすると、NTTドコモなどが所有している全国の通信設備・アンテナを借り受けて、任意のSIMカードで通信ができるようになるサービス事業者のことです。
代表的な会社として、ここでは2017年にTOPシェアだった”IIJmio”を例にあげましょう。
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◆通話料
基本料金 700円
通話し放題(10分まで通話無料、家族間は30分) 830円
国内通話 30秒20円
みおふぉんダイアル 30秒10円
※みおふぉんダイアルという専用アプリを使用して通話ができます。電話番号、電話帳は本体のものがそのまま利用できます。
◆通信料(パケット料)
3GB 900円
6GB 1,520円
10GB 2,560円
◆端末代金
なし(端末を購入しない場合)
◆その他
キャリアメールなし
端末補償なし(端末を購入しない場合)
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あなたが今、キャリアで契約しているスマートフォンがそのまま使用できる場合であれば、上記の料金になります。
おそらく多くの方が、半額近くになるのではないでしょうか。
ご家庭で月に8,000円安くなれば、2年間で192,000円。おおよそタイトル通りです!
なぜこのようなことが起こるのか?怪しいんじゃないか?賢い私は値段なんかに釣られないぞ!と考えた方。
実はとても正しいです。これだけ値段差があるのには、ちゃんとした理由があります。
4つの理由についてまとめました。
携帯キャリアのショップは地域に根ざし、とても多くの店舗が作られています。
家電量販店内の店舗も含めると、全国で10,000店舗近くあるのではないでしょうか。
これら店舗の家賃、維持費、スタッフの人件費といったものがどこから出ているか・・・感のいい方ならおわかりでしょう。
MVNO事業者の殆どはそういった店舗をもたず、コールセンターのみでサポートを行います。
したがって、「携帯電話の使い方などでわからないことがあったらショップに持っていく」いう方は、おそらくデメリットのほうが大きくなります。
前述の通り、国内のMVNO事業者はそのほとんど(90%以上)はNTTドコモの通信設備をレンタルしています。しかも安価に。
そのため、「台風でアンテナが吹っ飛んだ!」という場合などにその修繕費用が発生することがなく、また設備事業者を抱えるコストもかかりません。
ちなみに、、、その場合にはアンテナを保有するNTTドコモが業者を使って対応するため、MVNO事業者にそういったトラブルの対応を依頼しても何も起こりません(待つしか無い)
現在、総務省は「三大キャリアの通信費が高く家計を圧迫している!けしからん!もっと安くしろ!」と大声で言っているのですが、各キャリアは自社だけが安くする道理はない!と言わんばかりに互いを牽制し、金額的な優劣がほとんどない料金プランを提供し続けています。
総務省は業を煮やして、MVNO事業者を優遇する政策を取り始めました。その結果、現在では実に660社以上の会社がMVNO事業に参入しています
これだけの事業者がひしめきあう業界は世界的にも稀で、当然その競争はすさまじく激しいです。
つまり、価格競争によって他社を打ち負かそうとしているわけですね。
とても多くの事業者がいますが、そういった意味でお勧めなのは「もともとの事業が通信関連で、TOPシェアを狙う意気込みのある会社」です。OCNや楽天モバイル、前述のIIJmioなどですね。
先ほどの料金プラン例でもあったように、MVNOを利用するにあたっては現在の端末をそのまま使用する、という選択肢があります。
そうすると端末代がかからない分、月額の通信費負担も少なくなるという単純な計算ですね。
とはいえ、あなたの端末がMVNOで使用できるかどうかについては確認が難しいので、それこそ『知識のある友人・家族と共に家電量販店に行く』のが解決策の一つです。
もしあなたの端末が何かの理由でMVNOに対応していない場合には、幾つかのMVNO事業者では端末の分割購入をすることもできますが、多くの場合それらの端末はあなたを満足させることができないでしょう。
理由は簡単で、「iPhoneが無いから」。それだけです。androidユーザーの方であれば、おそらく不満なく利用できます。
この記事のタイトルを「なんの苦労もなく」としましたので、iPhoneユーザーがandroidに変えて操作に慣れず不便を感じる、という部分まではフォロー致しません。
このように、MVNOが格安なのはいくつもの理由があります。また、MVNOの恩恵を得られるのも万人共通というわけでないこともご理解頂けましたでしょうか。
まとめますと、以下の条件に当てはまらない方であれば、MVNOに変えることで毎月の通信費を抑えることができると考えられますので、検討してみて下さい。
・現在もうすでにMVNOを利用している方
・お使いの端末がMVNO(SIMロック解除)に対応していない方
・携帯の使い方は対面で教えてもらわないと困るという方
・ちょっとでもサポート面が低下することに抵抗を感じる方
・三大キャリアに勤めている方、またはそのご家族
なお、この記事は特定の事業者をお勧めする意図の記事ではありませんが、執筆にあたってはBiglobeさんのこちらのサイトを大いに参考にしました。この場を借りてお礼申し上げます。
]]>大手キャリアの半額以下にもなる、格安SIMについてですが、やはり一定のデメリットも存在します。
大きくはこの3つです。
1、通信速度が低い、安定しない
電波自体は大手キャリアのものを借りていますので、それらと提供エリアが違うといったことはないのですが、格安で提供する代わりに、通信スピードに制限を設けていたりする会社が多いです。また、夜間に繋がりにくくなったりと安定しないといったこともあるようです。
2、口座引き落としや振込用紙に対応しているところが非常に少ない
ごく一部のMVNO事業者を除いて、支払い方法がクレジットカード以外に選べません。クレジットカードを持っていて問題なく使用できる方にとってはデメリットになりませんが、カードを持っていなかったり、使用を強く制限している方にとっては選べる選択肢が非常に少なくなってしまします。
3、使い方に困ったり、トラブルがあったときに相談できる店舗がない
MVNO事業者がSIMを格安で提供するためには、「サポート」という部分を犠牲にしている面があります。
つまり多くの場合、大手キャリアの携帯ショップのような、店舗型の相談窓口が存在しないのです。
これを一番のデメリットに感じる方も少なくありません。過去に一度でも、携帯電話の使い方に困って店舗に相談した経験のある方は、覚えておいたほうが良いです。(私は過去に海外旅行に持っていく時の注意を聞きに行ったことがあります)
コールセンターはあるのですが、やや繋がりにくいところが多いようです。
いかがでしたでしょうか。前後編に分かれてしまいましたが、格安SIMについての簡単な説明でした。
まとめると、以下のようになります。
なんでも、小学校低学年で6.3%、中学校までで24.8%、中学生になると59.9%、高校生では91.1%の子どもがスマートフォンを持っているんですって。
うちの子(5歳)も興味津々で、家族共用のタブレットをずっといじっているので、きっと小学校にあがったら欲しがられるんだろうなぁ。。。なんて思ってます。
子どもに持たせるスマートフォンなら、安く済ませたいと思うのが親の心理。
記事でも、「子どもに持たせるスマホはできるだけ安くすませたい」という回答が61.2%。
え、残りの38.8%の親はいくらかかってもいいという回答なのかしら?と思ったらそうではなくて、
「SNS上のトラブルや嫌がらせに巻き込まれないか心配」や
「子どもにスマートフォンをもたせる際は親子で使い方のルールを定めたい」といった、
【子どものスマートフォンに関する意識】という設問の中で、何を最も気にするかの回答みたい。
他も確かに気にしないといけないものばかりだけど、やっぱりお金のことは重要だったということでした。
そんなときに心強いのが、「格安SIM」とか「MVNO」とか言われる安いスマホ。
SIMっていうのは、携帯電話の中に入っている電話番号を管理するためのチップのこと。
ドコモで買った携帯なら、ドコモで発行された電話番号が入ったSIMカードが刺さっています。
このSIMを発行できるのは、前までは自社で通信網(アンテナとか通信基地)を持っている大会社だけだったんですが、この回線網を会社間で貸し出しできるようになったのです。
例えば「楽天モバイル」なら楽天が、NTTドコモから通信網を借りて提供を始めたサービス、ということですね。
「MVNO」とは「Mobile Virtual Network Operator」の頭文字で、何のことかというと、この借り手側の事業者のことを総称しています。
上記の「楽天モバイル」が「MVNO事業者」にあたります。
これの利点は、何と言っても値段の安さ!通常、大手キャリアで一人約8,000円くらいかかるところが、同様の契約で半額程度で済みます。MVNO事業者が出しているSIMが「格安SIM」と呼ばれているのはこのためですね。
しかし、それには一定のデメリットもあります。それは、、、