今年の10月には、消費税が8%から10%に引き上げられることが決定していますね。同時に子育て支援策が充実するのは小さい子どものいる家庭にとって嬉しいことですが、やはり増税による家計への影響は心配なところですよね。
今回の増税で8%据え置きとなるものもあるとはいえ、支出は当然増えてしまいます。年収500万円の世帯での家計は、増税の影響により年間約5万円の支出増加が予想されています。
そして今回注目するのが社会保険料です。消費税の増税は直接家計に影響が出るため目に見えやすいのですが、給料から天引きされている社会保険料はどうでしょうか。
社会保険料の中でも特に大きな割合を占めているのが厚生年金保険なのですが、平成16年の13.934%から毎年0.354%ずつ引き上げられて、平成29年には18.3%となりました。
今後しばらくはこの18.3%で固定される予定ですが、この段階的な年金保険料率の引き上げにより、同じ給料をもらっていても引かれる分が多くなるため、手取りは減ってしまっていることに気付いていましたでしょうか。年収500万円の世帯であれば、平成21年度から平成28年度の間だけでも約10万円、手取りが減ってしまっているのです。
税金や社会保険料の増加の原因となっている少子高齢化の波はこれからもまだまだ続き、今よりもっと進んでいくと思われます。それにより今後さらに負担が増える可能性も大いにありえます。
改めて個人でもしっかりと税金や社会保険の制度についての知識をつけ、家族の将来を見据えて無駄を省く、収入を増やす、お金を貯める、資産運用でお金増やすなどそれぞれのご家庭に合ったやり方で資産を形成していく必要がありそうです。
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