皆さんの中にも、「財形貯蓄」という単語だけは耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
勧められるがままに加入したという経験のある方もいるかもしれませんね。
実はこの財形貯蓄、マイホーム資金の貯蓄にぴったりなんです。
そもそも財形貯蓄って?
いわゆる企業の福利厚生の1つで、企業が毎月の給与から一定額を天引きし、金融機関に送金しておいてくれる…という、要は会社を通して貯蓄を行う制度のこと。
財形貯蓄には一般財形貯蓄のほか、財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄の3つがあります。
財形貯蓄のメリット・デメリット
簡単に言えば住宅ローンを組む際に低金利で融資を受けることができる可能性がある、というのが財形貯蓄最大のメリット。
また、財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄には税制面でのメリットもあって、それぞれ元本550万円までにかかる利子が非課税に!つまり同じ金利ならば、普通預金よりも有利ということになりますね。
いいことばかりのようですが、残念ながらデメリットも存在します。
①商品によっては元本割れのリスクがあること
②一般財形貯蓄には税制面での優遇がないこと
③一般財形貯蓄から財形住宅貯蓄への変更ができないこと
また、財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄について、その目的以外で利用したり解約する場合には利子が遡って課税対象になってしまうのですが、それは言い換えれば利子分の税金を納めれば解約することもそれ以外の目的で利用することも可能になる、つまりは一般財形貯蓄と同じ扱いになるだけ、ということです。
いつかは夢のマイホームを…なら、財形住宅貯蓄が一押し!
給与から天引きなので毎月着実に貯まっていきますし、利子には税金がかからず、実際にマイホームを購入する時には融資を低金利で受けることができます。
そしてもしもマイホーム資金以外で利用することになったとしても、一般財形貯蓄と同じ扱いになるだけで損することはありません。
ぜひこの機会に会社の財形貯蓄制度について一度調べてみることをオススメします!
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