前回の記事では、ポイント投資について、種類と特徴の概要をご紹介しました。
今回は、具体例として、NTTドコモの「dポイント投資」の特徴と投資の内容について見ていきましょう。
dポイント投資の特徴
dポイントは、NTTドコモの携帯電話等の通信料の支払いによって各々の「dアカウント」に付与されるポイントです。
ドコモのユーザーは、dアカウントに貯まっているdポイントを投資用に振り分けて投資できます。
投資のスタートは100ポイントから。ごく小さいポイントからトライできますよ!
通常、投資信託を行うためには、証券会社に口座を開設しなければなりません。
しかし、dポイント投資では、口座開設せずに投資信託を行えます。
口座を開設しないため、口座維持手数料などの年会費・手数料の支払いは不要です。
dポイント投資はポイント運用型のポイント投資です。そのため、自己資金を直接運用に回すことができません。
これは逆にいえば、実際の資金ではなくポイントが増減するだけで、自己資金を温存したまま運用ができるということ。
株取引では信用取引など大きな損失につながる恐れのある運用方法もあります。
他方、dポイントのポイント投資は、あくまで模擬的な運用の場。
資産運用になじみのない方でも、お手軽&おトクにお試しできるのです。
dポイント投資の内容
投資信託には2種類のコースが用意されています。
アクティブコース
- THEOグロースAIファンドに連動してポイントが増減するコース
- 債権よりも株式に大きく比重を置いている
- 目指すリターンは高いが、リスクも高い
バランスコース
- THEOインカムAIファンドに連動してポイントが増減するコース
- 株式よりも債権に比重を置いている
- 安定したリターンを狙う、リスクは低め
2つのコースの両方に分散して投資することはできず、どちらか一つを選ぶ必要があります。
しかし、スタートしてからの変更もできます。
投資をステップアップするには
運用の状況は土日祝日を除く、毎日17:00に1回だけ更新されます。この結果を受けて、運用の方向性について検討しましょう。
なお、dポイント投資は、リアルタイムでポイントの追加と引き出しが可能です。
追加は原則、1日に2,000ポイントまで。引き出しは全ポイントでもOKです。
ニュースや新聞の内容と、ポイントの変動とを比較しながら、ポイント投資が参考にしている投資信託の価額の変動を学びましょう。
dポイントを追加したり引き出したりしつつ運用していくことで、投資の感覚をつかめるかも!
次回は、現金運用型のポイント投資の一例として、楽天ポイント投資の特徴と内容をご紹介します。
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ドコモの「dポイント投資」、利用者が40万人超 (2019/2/25 12:00)|日本経済新聞
ポイント投資|docomo
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